https://jffh.de/de/news/preistraeger-2023.html
日本でも上映できる機会を作れるようがんばります!
審査員評 訳
映画は過ぎ去った瞬間を保存する。映画のカメラの前に立つと、不死身になれる。思い出したいからだ。すべての道が開かれていて、すべてが可能に思えた青春時代を。人生とは決断することだからだ。特定のパートナー、職業、生き方に賛成することも反対することも。ノスタルジアは現在の映画を決定する。それは時に素晴らしくロマンティックだが、未来の展望を麻痺させ、遮ることもある。しかし、まばゆいばかりの色彩とムードでその瞬間の美しさをとらえると同時に、変化とさらなる発展を推し進める映画もある。成長することの必然性と、記憶されるものの美しさを調和させる。この映画はまた、人生に訪れる悲しみや避けられない痛みを目の当たりにしながらも、誇りをもって希望を持ってそれらに立ち向かっている。映画は保存するだけでなく、証言することもできる。この賞は、映画製作についての青春映画に贈られる。この映画では、しばしば自己中心的になりがちな2人の映画人が、巧妙かつ独創的な方法で自問自答している。この映画は、幼稚であることなく、子供らしい視点を見出している。最初は単純に見えるが、とても複雑だ。小さくても大きなことを成し遂げている。